吉岡里帆が洋画作品吹替に初挑戦!『トランスフォーマー/ONE』インタビュー&吹替版本予告到着
「トランスフォーマー」シリーズ最新作となる3D CG『トランスフォーマー/ONE』(9月20日公開)に吉岡里帆が吹替キャストとして出演することが決定。吉岡がボイストレーニングや収録の裏話を語ったインタビューや吹替版本予告が解禁された。 【写真を見る】洋画作品吹替初挑戦となる吉岡里帆が豪華実力派声優陣と共演 本作は実写映画全7作が世界で大ヒットを記録した「トランスフォーマー」シリーズの最新作。正義のオートボットをまとめる“オプティマスプライム”になる前のオライオンバックスと、破壊の限りを尽くす最悪のヴィラン“メガトロン”になる前のD-16の知られざる友情の物語やトランスフォーマー史上最大激戦、“サイバトロン星”の戦いが描かれる。若かりしオプティマスプライムの声を担当するのはクリス・ヘムズワース。またメガトロンをブライアン・タイリー・ヘンリー、エリータ-1役をスカーレット・ヨハンソンが担当。また監督は『トイ・ストーリー4』(19)のジョシュ・クーリーが務め、若かりしトランスフォーマーたちの友情を熱く演出する。また吹替版のボイスキャストとして、オプティマスプライム(オライオンパックス)に中村悠一、メガトロン(D-16)に木村昴、バンブルビー(B-127)に木村良平、アルファトライオンに玄田哲章の出演が報じられていた。 そしてこのたび発表されたエリータ-1役の吉岡里帆は、これまでにも『空の青さを知る人よ』(19)や『漁港の肉子ちゃん』(21)で声優に挑戦し高い評価を得ているが、今作では初の洋画作品吹替に挑んでいる。 吉岡はインタビューで最初にオファーが来た時の気持ちを聞かれると、「あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、『早く台本読みたい!』と思いました」と嬉しそうに語った。本作の洋画吹替声優挑戦に当たっては、いままで挑戦した日本のアニメーションとはキーが異なる声に挑戦したと明かし、「今回はエリータ-1のビジュアルに合わせて自分の地声よりかなり落として低く響かせる練習を一番初めに行いました」とトレーニングについても明かした。また自身が演じたエリータに対しては「戦う女性で男性たちもグイグイ引っ張っていくような強さと、本編を通して自分という核がブレないキャラクターなので、そこがすごく魅力的で、大好きなキャラクターになりました」と語り「戦い方がすごくパワフルで、絶対に普通の人間だったら出来ない動きとかもキャラクターが平気でどんどんしていくので、(声を演じて)こんな経験、この作品じゃないとできないと思いました」と自身初めてのヒーロー役を楽しんで演じたそう。 さらに推しのキャラクターについては「全員大好きになるんですけどバンブルビーはこれまでのシリーズの中でもすごく好きなキャラクターで可愛さと、お茶目さと、強さと、いろんな要素を兼ね備えているキャラクター。ビーは、めちゃくちゃ推しです。可愛い」とキャラクターの魅力にも言及。これから観るファンには「映像を観て、心の底からワクワクする感情と、こんなエピソードがあった上で、いままでのシリーズ作品(のストーリー)があったのだなと、せつなく、感動しました。これを観ずしてトランスフォーマーは語れないぞというような、そんな一作になっていると思います。是非劇場でお楽しみください!」とコメントした。 また追加の吹替声優キャストも発表。サイバトロン星の英雄的存在、センチネルプライム役に諏訪部順一。センチネルプライムと行動をともにするエアラクニッド役に柚木涼香。他にも稲田徹(ダークウィング役)、佐藤せつじ(スタースクリーム役)、山本格(サウンドウェーブ役)、星野貴紀(ショックウェーブ役)、杉田智和(ジャズ役)らが物語の世界観を賑やかに彩る。 洋画作品吹替初挑戦となる吉岡が豪華実力派声優陣とともにどんな声の演技を披露してくれるのか、スクリーンで体感してほしい! ■<コメント> 吉岡里帆(エリータ-1役) ――『トランスフォーマー/ONE』のオファーを受けたときの印象は? 「オファーが来た時は、あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、『早く台本読みたい!』と思いました」 ――台本を読んだときの感想は? 「いままでのトランスフォーマーシリーズを追いかけて来た人にとっても衝撃の一作です。なぜあの戦いがあったんだ、とか、どうして(オプティマスとメガトロンが)あの関係性なんだという謎がいっぱい解ける物語になっています。泣けるし、胸も熱くなります。トランスフォーマーたちが、トランスフォーム出来なかった時から描かれているというのが胸熱です。弱さもありながら、強さを望んでいて。彼らの強い思いが凝縮されていて感動的な台本だなと思いました」 ――自身が演じたエリータの印象は? 「私が演じたエリータ-1は、戦う女性で男性たちもグイグイ引っ張っていくような強さと、自分に対しての誇りがあって自信にみなぎっています。ちょっと勝ち気なところもあるので可愛らしさというよりも取っつきにくさがあって、人間味や不器用さも感じて、私は好きです。彼女の強さがみんなにとってもすごく救いになるシーンが沢山出てくるので。戦うシーンだけじゃなくて自分自身を見失わず、本編を通して自分という核がブレないキャラクターなので、そこがすごく魅力的で、大好きなキャラクターになりました」 ――推しのキャラクターは? 「全員大好きになるんですけどバンブルビーはこれまでのシリーズの中でもすごく好きなキャラクター。可愛さと、お茶目さと、強さと、いろんな要素を兼ね備えているキャラクターなので、ビーは、めちゃくちゃ推しです。可愛い。ビーが今回、『トランスフォーマー/ONE』で、初めてソードを(手から)出す瞬間があるんですけれども、それが、めっちゃ可愛いです。面白くて、すごく好きなシーンです」 ――吹替映画初挑戦の感想は? 「海外映画の吹替というものが私自身初めてだったので、いままで参加してきた声優のお仕事だと日本のアニメーションはキーがかなり高くないと絵にあたらない事があるというのが自分の中の印象でした。今回は、真反対でスカーレット・ヨハンソンさんやエリータ-1のビジュアルに合わせて自分の地声よりかなり落として低く響かせる練習を一番初めに行いました。ボイストレーニングの先生とはじめにやったのが丹田と低音の響きを鍛えるために、腰をぐっと持って後ろから引っ張ってもらい、それで台詞を喋る練習をしました。引っ張る力に負けないくらいの力を鍛えました。その後に、海外作品の吹替の方の特徴というか響き、英語圏の方の吹替は口の中に空間があるというか日本語だときゅっと締まっているものが広がっているイメージがあったので、(口の中を)広げる練習や、あとはもう吹替を沢山観ました。かなり日本の声優さんたちを参考にさせていただきました」 ――初めてヒーロー役を演じた感想は? 「エリータ-1は戦い方がパワフルで真っ直ぐというか殴る時の強さも強いのでそこはすごく意識しました。絶対に普通の人間だったら出来ない動きとかもキャラクターが平気でどんどんしていくので観ていてワクワクしましたし、参加出来て良かったと思いました。こんな経験、この作品じゃないとできないと思いました」 ――これから映画を観る方へのメッセージ 「今作の台本を読んで、映像を観て、心の底からワクワクする感情と、こんなエピソードがあった上で、いままでのシリーズ作品(のストーリー)があったのだと、せつなく、感動しました。これを観ずしてトランスフォーマーは語れないぞというような、そんな一作になっていると思います。是非劇場でお楽しみください」 文/スズキヒロシ