会見で扇久保（右）と神龍がまさかの言い合い！

　7月28日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN.3』の対戦カード発表会見が24日、都内にて行われた。 　会見には、すでに発表されていたフライ級マッチで対戦する、扇久保博正（パラエストラ松戸）と神龍誠（神龍ワールドジム）が登壇。扇久保が神龍にマジ説教する意外な展開となった。 【動画】扇久保の“マジ説教”シーン 　扇久保は元修斗世界フェザー級王者で、21年RIZINバンタム級JAPAN GP優勝者。22年末からフライ級へ転向したが、堀口恭司に判定負け。その後一時的にバンタム級で戦い、フアン・アーチュレッタにも敗北を喫したが、昨年大みそかはジョン・ドットソンに判定勝利して連敗を脱出した。 　対する神龍は、第5代DEEPフライ級王者で、第10代CFFCフライ級王者。18年の敗北以降は10連勝をマーク。昨年大晦日、堀口恭司とのRIZINフライ級王座決定戦で一本負けしたが、先月は韓国のイ・ジョンヒョンに肩固めで一本勝ちして再起を飾っている。 　両者はパラエストラ時代の元師弟関係で、神龍がジョンヒョンに勝利した後リング上で扇久保に対戦をアピール。その場で試合が決まっていた。 　会見で神龍は「フライ級ランキングがあったら僕と扇久保さんは1位と2位だと思うので、ここで扇久保さんをしっかり潰して最強に一歩進みます」とコメント。 　一方の扇久保は「おい誠、お前何でうちの道場辞めたか言ってみろよ」と急に問いかけ、神龍が「環境を変えるしか...」と話そうとするも「うるせえよ喋んな」と、まさかの遮り。神龍は「今喋れって」と困惑の様子。 　扇久保は構わず続けて「俺言ったよな、18（歳）になったから親父と来るのやめろって。そしたらすぐジム辞めたよな、1人でジム来るのが嫌だったんだろ？あと何だ、俺がお前にトイレ掃除頼んだのが気に食わなかったらしいな、色んなとこで言ってんだろ？」と詰め、神龍も「それも嫌でした、色んなとこでは言ってないです」と返す。 　さらに扇久保は「俺は指導員としてお前のこと気に掛けてたし、上に行くと思って期待してたんだよ。俺の言葉がお前に伝わらなくて残念だったよ。そんな辞め方した奴に俺は絶対超えられない、ボコボコにしてやるからな」と言い放つ。神龍は「いや超えますよ、俺とお前合わないなって言ったっすよね？それ指導員が言っていいんですか？」と引かずに応戦した。 　また、相手の印象に関して問われ神龍は「塩漬けですかね、塩漬けがうまいと思います」、扇久保は「身体能力がすごい高い子なので、あと一発で極める力があるのでそこは警戒しようと思ってます」とそれぞれの長所を語った。 　まさかの舌戦を繰り広げた両者、互いの気持ちがリング上でどうぶつかり合うのか。試合がより一層楽しみとなった。