気づけば「朝ラー」が定着の予感…意外にも“朝食向き”で、野菜たっぷりのタンメンを“自炊”する愛好家も
冬の寒い時期には特に
そんな時間を過ごしていると朝っぱらからひっきりなしに客が入ってくる。近所の人がサンダルをはいてフラリと来たり、スーツを着た営業マンやトラックドライバーも入ってきたりして、ウォーターサーバーから水を取り、スポーツ新聞なんか読んでいる。休日は9時から親子連れがやってきて、小上がりに陣取り子ども達もラーメンをすすっている。 こんな光景が自分にとっては普通のため、朝ラーがもっと人々に定着してほしいと勝手ながら思ってしまうのである。そして、私自身自宅の朝食でラーメンを食べることが多い。ちゃんぽんに近いようなタンメンが多いのだが、鉄鍋に豚肉の脂肪部分だけを入れて弱火で脂を抽出。そこに赤身部分を入れて炒め、モヤシ・キャベツ・ニンジン・ピーマン・ヒラタケを投入。エビやイカも入れて創味シャンタンでスープを作る。 そこまでやる余裕がない場合は、マルタイの棒ラーメンに大量のネギを入れて市販のチャーシューと玉子でタンパク質を補強する。冬の寒い時期には特に朝ラーがウマいので、これからのシーズン、ぜひ皆様もお試しくださいませ。
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう) 1973(昭和48)年東京都生まれ、佐賀県唐津市在住のネットニュース編集者。博報堂で企業のPR業務に携わり、2001年に退社。雑誌のライター、「TVブロス」編集者等を経て現在に至る。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』『ネットのバカ』『ウェブでメシを食うということ』『よくも言ってくれたよな』。最新刊は『過剰反応な人たち』(新潮新書)。 デイリー新潮編集部
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