「タケ、好きだけど少し疲れてるのかな」“サブ続き”久保建英に少年ファンがホンネも…“マドリー戦で完全復調”をカメラマンが期待するワケ
久保建英擁するレアル・ソシエダと、久保の前所属レアル・マドリーが今週末に対戦する。スペインの首都マドリードでエル・クラシコを含む同日の試合を撮影した日本人カメラマン中島大介氏がバルセロナの現状を含めてレポートする。(全2回の第1回/第2回も配信中) 【撮影写真】「タケ少し疲れてるかな」それでも少年は14番ユニで熱烈応援…少女ファンも久保推し、副審と試合中トーク、ボールボーイに肩ポンポン…マドリー撃破弾など〈愛されタケのスペイン戦記〉を見る ラ・リーガ32節、ヘタフェ対レアル・ソシエダ戦撮影のため、マドリード郊外ヘタフェを訪れた。 マドリードの玄関口アトーチャ駅より近郊列車で南へ15分ほどのエル・カサル駅へ。 駅からは、緑も多くのんびりとした雰囲気の休日の住宅地をしばらく歩く。するとヘタフェのホームスタジアム、コリセウム・アルフォンソ・ペレスへ到着する。 「タケは速いし、ドリブルが上手いから好きなんだ。でも最近はちょっと疲れているのか、ベストパフォーマンスじゃない」 スタジアム前で、そんな風にソシエダ所属の久保建英の現状を分析してくれたのは、サンセバスチャンから父親と共にやって来たという14番TAKEユニホームを纏った少年サポーターだった。 確かに今季序盤からの活躍は目覚ましく、ゴール、アシストを伸ばすと9月度のリーガ月間MVPに選出されている。 ただ中盤に入ると、アジアカップでの離脱期間もあったがチームに勝利をもたらす出色の活躍は見せられずにいた。そして代表ウィーク明けとなった3月末のアラベス戦では、負傷により途中交代を余儀なくされた。 前節、後半途中からの出場ながら復帰を果たした久保だったが、今節は果たして――。
ベンチに座った久保の表情は…
4月21日、雲一つない真っ青な空が迎えてくれた。 キックオフは14時、スタジアム周りのバルでは、青色を基調としたホーム、アウェイチームのファンたちがごちゃ混ぜになり、試合前のひと時をビールで楽しんでいた。 キックオフまで1時間を切ろうとする頃、警察に付き添われながらソシエダのサポーター集団が到着。1万7000人ほどの小さなスタジアムの、さらに小さな一角から大きく熱狂的な声援を投げかけた。 その頃、両チームの先発メンバーが発表されたが久保の名を見つけることはできなかった。スペイン2シーズン目の半年をヘタフェで過ごしたソシエダの14番にとっては、古巣対決であったが、2試合連続でのベンチからのスタートとなった。春の陽気がそうさせるのか、居慣れぬベンチがそうさせるのか――意外な仕草を見せる、ひと場面も。
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