大分県警察本部

　警察官などになりすまして金銭を詐取したとして、大分県警は22日、特殊詐欺グループのベトナム人4人を詐欺容疑で再逮捕した。県警は同日、県警組織犯罪対策課や大分市内の警察署などでつくる合同捜査本部を設置。余罪があるとみて調べている。 【表】詐欺電話を見抜く主なポイント

　再逮捕されたのは、いずれも福岡市の会社役員（24）、会社員（29）、アルバイト従業員（27）、会社員（28）の4容疑者。

　発表によると、4容疑者は9月中旬頃から同25日にかけ、警察官などをかたり、大分市内の女性（80）に電話で「口座に入っている紙幣の番号を調べる」「捜査員が受け取りに行く。自宅の車近くに金を置くように」などと指示し、現金1600万円をだまし取った疑い。県警は捜査に支障があるとして、4容疑者の認否を明らかにしていない。

　会社役員と会社員（29）の両容疑者と、アルバイト従業員と会社員（28）の両容疑者はそれぞれ今月、別の詐欺容疑で逮捕されていた。