【NFL】古巣スティーラーズとの対決でタッチダウン2回の活躍を見せたカーディナルスRBコナー
アリゾナ・カーディナルスのランニングバック(RB)ジェームズ・コナーはホームカミングを満喫した。ペンシルベニア州エリー出身で、カレッジ時代をピッツバーグ大学で過ごし、NFLでの最初の4シーズンにピッツバーグ・スティーラーズの一員として同じスタジアムでプレーしていたコナーは、移籍してから初めて戻ってきたピッツバーグで、105ヤード、タッチダウン2回という活躍を見せ、カーディナルスが24対10で勝利を挙げるのに貢献した。 【動画】2023年第13週:スティーラーズが本拠地でカーディナルスを迎え撃つ
コナーは試合後、ピッツバーグに戻ってきたことについて「ただただ特別だ」と『CBS』のメラニー・コリンズに話している。
「ピッツバーグ大学に入って、ただすべてを理解しようとしていた。NFLという最終的な目標はあったけど、どうすればそこにたどり着けるのか分からなかった。でも、すべてはこのフィールドから始まった。スティーラーズで4年間プレーできたことを当たり前だとは決して思っていない。戻ってこられたことに、とにかく感謝している。この場所には特別なエネルギーがある」 プロボウルに2度選出された経歴を持つコナーは、そのエネルギーに乗じてシーズン第2週以来となる100ヤード超えを達成。今季の中でも特に素晴らしい成績を収めた。しかし、コナーは試合序盤から力を発揮できたわけではない。
コナーによる最初の5回のキャリーのうち4回で獲得ヤードが0あるいはマイナスとなったことを受け、荒れた天候の中でフィジカルな試合が展開されることになった。カーディナルスが10対3と優位に立っていたハーフタイムの時点で、コナーはキャリー10回、21ヤードという記録にとどまっている。
コナーは元所属チームとの対戦で緊張に耐えなければならなかっただけではなく、雷による複数回の遅延も乗り切らなければならなかった。雷の影響で、ハーフタイムの時間が延長されたほか、第3クオーターにも試合が一時中断されている。
しかし、遅延を伴った試合の展開が終盤に向けて落ち着き始めると、コナーも普段の調子を取り戻した。