長崎放送

暗号資産でもうけを出すという架空の副業を信じた長崎県内に住む30代の女性が、現金およそ80万円をだましとられました。警察ではニセ電話詐欺事件として捜査しています。 被害にあったのは、長崎県に住む30代の女性会社員です。警察によりますと、ことし8月中旬、TikTokの「自宅でできる軽作業」などと書かれた副業サイトの広告を通じて「庄子穂菜美」を名乗るアカウントと副業に関するやりとりを始めた女性は「YouTubeのスクリーンショットを送信する」副業で5000円ほどの報酬を2回得ました。 その後、「暗号資産で高額収入を得る」副業を紹介された女性は、購入費などの名目で入金を求められ、あわせて5回にわたり現金あわせて83万円を振り込みだまし取られました。現金が引き出せないことを不審に思った女性は先月30日、警察に相談。警察はニセ電話詐欺事件として口座やアカウントの持ち主の特定を進めています。 長崎県警によりますと、ことし1～9月のニセ電話詐欺の被害総額は1億2千万円を超えています。