NBAオールスター2024でお披露目されたベストスニーカー3選…祭典を彩る限定モデル
「NBAオールスター2024」は、フルLEDコートが導入されるなど、新たな進化を遂げ、熱狂に包まれたままの閉幕となった。 年に一度の祭典ということもあり、さまざまなコンテンツがお披露目される場としても注目を集めるオールスターゲームだが、選手個人レベルで注目すると、トップスターたちは自身のシグネチャーやPE(プレイヤーズ・エクスクルーシブ/選手仕様)から限定モデルを引っ提げて参加することがカルチャーと化している。 例年同様、今年も様々なコンセプトを宿したシューズが着用されたが、以下ではとりわけ目を引いた選手たちの足元にフォーカスしてみたい。
■ ステフィン・カリー
3ポイントコンテストで、WNBAの最強シューターであるサブリナ・イオネスクを下したお祭り男は、眩しく色鮮やかなブルーとイエローのカラーブロックが印象的な『カリー 4 フロートロ』を着用していた。 “Curry Jam”と名付けられたこの配色は、1992年にゲーム史上初の本格的なNBA公認ソフトとして発売されたスポーツ・アクションゲームの金字塔『NBAジャム』に着想を得たものだ。 レトロゲームからの着想を得たこともあり、“Curry Jam”はコレクション化され、そこには『カリー 1 レトロ』や複数のアパレルがラインアップ。また、オールスター期間中はインディアナポリス内に『Curry’s Game Room』と題したポップアップスペースが登場し、コレクションの展示・販売のほか、テレビゲームやシューティング筐体が設置された。
■ ビクター・ウェンバンヤマ
初のオールスター参加となったウェンバンヤマは、まだシグネチャーモデルこそないものの、PEを着用しての登場となった。 2022年のドラフト1位は、すべてのバスケットボール選手が求める、柔らかさ、サポート性、軽さを兼ね備えたオールラウンドな『ナイキ GT ハッスル 2』をベースに、自身の存在から着想を得て、エイリアンをモチーフにしたSF調のモデルをお披露目。 踵にはそのタイトルを象徴するようにエイリアンのプレートがあしらわれており、ナイキとのシューズ開発について「私の人生で初めての体験であり、(ナイキから)何かを質問された最初の出来事です。本当に素晴らしいことですが、僕はまだ自分の脚や身体について、多くのことを学んでいる最中です」とし、将来的なシグネチャー展開への興味や可能性を匂わせている。