平和大通りに駐輪場新設へ 広島市、小網町交差点付近に240台分 放置自転車常態化で対策強化
放置自転車の対策強化のため、広島市は中区河原町と舟入町の平和大通りにある市営駐車場の一部を駐輪場に変える。歩道への放置が常態化しているエリアで、新たに240台を収容できるようにする。2024年度に設計に着手する。 【地図】駐輪場への転換を検討する広島市営駐車場 市の計画では、平和大通りの小網町交差点付近にある市営駐車場約110台分のうち、30台分を駐輪場にする。具体的な場所は今後詰める。市議会で審議中の24年度一般会計当初予算案に設計費870万円を計上しており、25年度以降の開設を目指す。 市は条例で紙屋町・八丁堀周辺(中区)やJR広島駅周辺(南、東区)など市内7地域について、放置自転車を即日撤去する規制区域に指定している。一方、小網町交差点周辺は規制区域外のため、歩道への放置自転車が目立つという。 市自転車都市づくり推進課は「利用の少ない市営駐車場を放置自転車対策に有効活用したい」としている。
中国新聞社