東山紀之、ディナーショーで38年のアイドル人生を回顧 「お元気で!さようなら!」とファンに別れ
東山紀之が大阪と東京にて『東山紀之 DINNER SHOW 2023』を開催した。 【画像】トレードマークのタキシードで登場した東山紀之 東山がソロでディナーショーを開催するのは、2002年12月の公演以来、21年ぶりのこと。同公演は、帝国ホテル大阪(孔雀の間)にて12月21日と22日、ANAインターコンチネンタルホテル東京(ボールルーム・プロミネンス)にて12月25日と26日の計6公演が行われた。 12月26日、大歓声と手拍子を全身で浴びながら客席通路を練り歩いてステージに上がる東山。1曲目に「FUNKY FLUSHIN’」披露した後、「皆様ようこそ! ANAインターコンチネンタルホテル東京へ! 元気だった? 今日は21年ぶりのディナーショーです! 久しぶりに思いっきりやります! 最後までゆっくりと席についてお楽しみください!」と挨拶した。 MCでは「皆さん、ようこそ!スゴイねやっぱり。最後となると皆さんのリアクションも素晴らしい(笑)。ポーズを取るたびに『ヒー!』とか『フー!』とか『アー』とかいろんな声が聞こえて(笑)」と、その盛り上がりに驚きの表情を浮かべていた。せっかくだからと客席の皆様とQ&Aコーナーを楽しむひとときも挟みつつ、そして「ダンスナンバーが多い中、こういった曲もたまに歌うといいんじゃないかと」と告げると、ミディアムバラード「キッチン!」「HEARTS」など穏やかなナンバーを温かい歌声を届け、ファンとの交流を楽しみながら歌い上げた。 さらに「ふたり」を歌い上げると、スクリーンには現在の姿とデビュー当時の初々しい東山の写真がオーバーラップするように映し出され、「1985年にデビューして38年。よきときも大変なときも、常に励まし、支えてくれて本当にありがとう。皆さんの笑顔に何度救われたか……数え切れません。今日ここで、様々な場面を皆さんとともに振り返り、感謝を伝えたいと思います。ご覧ください!」と、東山はスクリーンに注目を促す。 スクリーンには、少年隊のメンバー・植草克秀と錦織一清のデビュー当時の写真が浮かび上がり、次いで少年隊の数々のコンサート、ミュージカル『PLAYZONE』、映画の撮影現場……などなど懐かしい映像が。3人の当時の歌声が間断なく響き渡ると、“NORIYUKI HIGASHIYAMA HISTORY MEDLEY”の文字が掲げられ、黒燕尾服に身を包んだ東山が「What’s your name?」から「Baby Baby Baby」まで怒涛のダンスを中心に畳みかけるノンストップメドレーを披露した。 客席通路からの曲披露もはさみつつ、場内の手拍子を全身に浴びながら「Baby Baby Baby」まで歌い上げたあとは「皆さん!今まで本当にどうもありがとう!皆さんのお陰で素敵な青春を作ることが出来ました。最後にこの曲を皆さんにお届けします」と「星屑のスパンコール」を。ミラーボールが星空のように場内を照らすなか、ありったけの想いをこめて歌い上げたあとは、「皆さんありがとう! どうかお元気で!」と、メインステージから三方へそれぞれ深々と一礼しステージを後にした。 アンコールでは「アンダルシアに憧れて」を披露し、なおも鳴りやまない拍手とヒガシコールに応え、場内に姿を現した東山は「皆さんの熱い声援が……来ましたね! あまり湿っぽくならないほうが、私らしいと思いますので。私は最後の最後まで塩対応の男だと(笑)。人生はまだまだ続きます。僕にとってもそうですし、皆さんにとってもそうだと思います。今後もまたよき人生になるよう、お互いに頑張っていきましょう。本当にありがとうございました。では最後にこの歌を皆さんにお届けしてお別れしたいと思います」と「君にこの歌を」を歌い上げた。 こうして東山は、少年隊ナンバーを中心に、ソロ曲、カバー曲など計24曲(メドレー含む)を披露すると、東山紀之、ディナーショーで38年のアイドル人生を回顧 「お元気で!さようなら!」とファンに別れと高々と掲げた手を大きく振り、はにかんだ笑顔を向けながらステージを後にした。 スクリーンにはディナーショーの稽古模様が、これまで東山の歩んだ公演記録とともにエンドロールのように流れ、その最後には「応援してくださった全ての皆様に心から感謝いたします 東山紀之」というメッセージが。これには場内のお客様からは鳴りやまない大きな拍手が送られた。
リアルサウンド編集部