「ブアカーオ選手こそドーピング怪しい」木村“フィリップ”ミノルがブアカーオ・バンチャメークと対戦決定も衝撃のドーピング逆追及!
18日、RIZINが記者会見を実施。3月23日に開催される『RIZIN LANDMARK 9 in KOBE』にて木村“フィリップ”ミノルvsブアカーオ・バンチャメークの試合が行われることが発表された。 木村は、2022年11月にK-1との契約を満了し、同年12月末には『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』で矢地祐介を相手にミックスルールで対戦し圧勝(※1R目のキックルールでKO)したことが話題に。しかし、2023年3月のKNOCK OUTでは最終計量で1.75kgオーバーとなりながら出場したこと、そして肉体が短期間にみるみる大きくなっていったことなどでまた別の話題を呼んでしまっていた。 木村は、様々な疑念の目が向けられる中で2023年6月のRIZIN北海道大会に出場し、ロクク・ダリを相手に1R KO勝利。大会終了後には榊原信行CEOが木村のドーピング検査を行ったことを発表。 その結果「筋肉増強剤に該当する成分が複数確認」という結果が出たため、RIZINでは出場契約に基づく罰金、半年間のRIZIN出場停止という罰則を課した上でダリ戦を無効試合に。巌流島でも矢地戦を無効試合とすることが発表。このドーピング問題は格闘技界に大きな波紋を呼んだ。 業界から総スカンを食らって孤立無援となっていた木村に対し、K-1時代から木村に並々ならぬ思い入れを持つ安保瑠輝也は常に木村を話題に出し続けながら対戦を要求。その愛が実って2023年大晦日のRIZINでは両者のカードが組まれた。 しかし、カード発表後に公開された木村のドーピング検査結果は陽性。以前のドーピングが抜けきっていなかったということで木村vs安保戦は土壇場で流れてしまう。 今会見では、木村の復帰戦として木村ミノルvsブアカーオ・バンチャメークのカードが発表。 ブアカーオは、“ブアカーオ・ポー.プラムック”の名でも知られるムエタイのリビング・レジェンド。 日本では魔娑斗ら日本人ファイターとの激闘や、K-1 WORLD MAXで2度の優勝を果たすなど圧倒的な強さを誇ったことで高い知名度を誇っている。これまではジムの名前である“ポー.プラムック”の名を背負っていたが、現在は本名である“バンチャメーク”をリングネームとして使っている。 ブアカーオは2023年からRIZINとビジネスを開始。同年5月のRIZIN初戦では安保瑠輝也と対戦している。 会見冒頭には、榊原信行CEOが今試合の背景を説明。 木村が2月7日に実施したドーピング検査で陰性を獲得したことで復帰を決断。安保戦のカードも候補に上がっていたものの、安保の怪我などもあり実現はならず。ブアカーオが木村の抱える問題をすべて把握したうえでオファーを受けたことでこの試合が成立したという。この試合の前には両者ドーピング検査を受けることで合意。検査結果が出ると同時に試合結果も最終確定する形となる。 また、今回の試合前の検査で木村の陽性が発覚した場合はRIZINから永久追放。さらに少しでも体重超過があった場合には試合を中止する意向を明かした。 復帰に際し、木村は騒動を起こしたことを謝罪したうえで「僕はずっと逆境の中で生きてきましたし、ドーピング騒動も応援してくれてる人たちには申し訳ないですけど、僕も自分の限界を超えるために選んだ道でもあったので。そこを許してもらいたい。けど、また認めてもらいたいなというのもあって。僕はファイターですし、そこで見せるしかないんで。格闘家はそういう困難に立ち向かって、打ち砕いて、それで勇気を見せるのが仕事だと思いますし。それで勇気をもらってくれたら僕の任務完了かなと思います」と意気込み。
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