復興祈る大輪 富山県高岡市で北日本新聞納涼花火
第71回北日本新聞納涼花火高岡会場は4日、富山県高岡市の庄川左岸高岡大橋上流で行われた。能登半島地震で被災した地域への復興の祈りを込めた大輪が次々と打ち上げられ、夏の夜を鮮やかに染めた。北日本新聞創刊140周年記念事業。 大玉を含めた華やかなスターマインで幕を開けた。音楽に合わせ、大小の多彩な光の輪が夜空に輝いた。2カ所から同時に打ち上げる空中ナイアガラは、光のシャワーが降り注ぐ演出で来場者を魅了した。 全国各地の花火師が腕を競う「大玉競演会」は震災復興を祈念して行われ、色彩が変化する「時差式花火」などが繰り広げられた。フィナーレのスターマインは「越中 鳳凰(ほうおう)の舞」と題した幅100メートルの大仕掛けで、鳳凰が舞うような光の軌跡を浮かび上がらせた。 会場では恒例イベントの「サマーフェスティバルのむら2024」も開かれた。