2023シーズンで現役引退…“小野伸二のスゴさ”を吉田麻也が語る「ボールタッチの柔らかさには度肝を抜かれました」
吉田麻也がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「吉田麻也の切り替えて行こう！」（毎週土曜9：30～9：55）。吉田麻也が“何があっても切り替えて行こう！”というDFならではのスローガンを掲げ、最新のニュースやリスナーからのメールに鋭く反応していく番組です！今回の放送では、2023シーズンで現役を引退した小野伸二さんについて語りました。
吉田：先日、日本に帰ってきて北海道・札幌市に飛びまして、小野伸二さんの引退試合を観ました。小野伸二という選手は、本当に見る人をワクワクさせる数少ない選手の1人で、僕が今までサッカーをやってきたなかで、これだけボールタッチが柔らかい選手は見たことがありません。 僕が初めて対戦したのは、（名古屋グランパスで）最初にスタメンとして出場したときだったかな？ 豊田スタジアムで最後（対戦相手：浦和レッズの）ワシントン選手に得点を決められて負けたんですけど、あのときの伸二さんのボールタッチの柔らかさには度肝を抜かれました。“プロってすごいな”と思いましたけど、当時は（伸二さんが）プロのなかでも（頭ひとつ）抜けた存在だったことも分かっていなかったですね。 さらにいえば、僕は15歳のときに初めての海外遠征でオランダに行ったんですけど、現地でフェイエノールトの試合を観たんです。あれはアヤックス・アムステルダムとのダービーでしたね。そこで（当時、フェイエノールトに在籍していた）小野選手が活躍されている姿を見て“なんてすごいんだ！ こんなところで頑張っている日本人がいるんだ！”と。 また当時は、戸田和幸さん（現：SC相模原監督）もオランダでプレーしていて、その2人を見て、“こんなところで頑張っている日本人がいる。自分もいつかこういうところに来たい”という気持ちが強くなったのを覚えています。だから、僕のなかでその2人は特別な存在で本当に感謝しているので、少しでもその気持ちを（伸二さんに）伝えられればと思って札幌に行かせていただきました。 ちなみに、その場では伸二さんも忙しくて会えなかったんですけど、その後（吉田が契約しているスポーツメーカー）ミズノのスタッフ経由で、メモリアルユニフォームに伸二さんのサインをもらいました（笑）。 （TOKYO FM「吉田麻也の切り替えて行こう！」放送より）
