造幣局 桜の通り抜け・ぼんぼり灯りで夜桜見物にぎわう
9日午前に始まった大阪市北区の造幣局 桜の通り抜けは、うす曇りの天気ながらも多くの人でにぎわいをみせている。同日夜になると、風情ある「ぼんぼり」に灯りがつき、ライトアップが始まった。通り抜けは15日まで。
見物人ら「やっぱり夜もええなぁ」雨で傘の花も開く
ぼんぼりの点灯とともに「やっぱり夜もええなぁ」という声が周囲から聞こえはじめる。同市東成区から来た女性(27)は「同僚と一緒に来ましたが、きょうはそこまで寒くもないし今のうちに見ておこうと思ってきました。ぼんぼりで色が鮮やかになりますね」とうれしそうに話す。 造幣局南門から北門までの約560メートルにわたって、132品種350本のサクラの下を文字通り「通り抜け」ながら楽しむ恒例行事。毎年楽しみにしているという大阪市阿倍野区の女性(60)は「雨とかが続いてたから、ちょっと影響あるんちゃうかと心配したけど、見に来てよかった」と話す。 ただ、午後8時ごろから雨が降り始め、サクラの木の下では傘の花も開き始めた。
大きな屋台でお酒・どて焼き
お酒やどて焼きなどを出す大きな屋台もあちこちで見かけ、夜桜見物はさらに盛り上がりを見せる。造幣局公認のグッズ売り場なども、「ここでしか買えないから」と多くの人でにぎわっている。 同通り抜けの開催時間は平日が午前10時~午後9時。土・日は午前9時から始まる。詳しい問い合わせは(電050・5548・8686)まで。