海外でも大人気の軽トラをメンテナンス トランポもリフレッシュしよう!! Vol.1
復旧開始から数日後には、エンジン始動が完了。そもそもの所有者が大型トラックを何台も所有する運送業者さんで、結果的には被災から1年後には事業保険の決着がついて、水没サンバーは廃棄処分になったそうです。そんな関係で「格安かつ走行距離が極めて少ないサンバーのダンプ仕様が、ありますよ!!」と、ぼくへ声が掛かったようです。 運送業者さんのターミナル内では、荷物を移動する車両としてダンプ仕様の軽トラサンバーが必要だったらしく、所有者さんは、サンバーの通常中古車を購入して、ダンプ装備を移植したそうです。そして、残った水没車両には、購入したサンバーの荷台と付属してきた幌を取り付け「訳あり車」になりますが……!? とお話しを頂いたのでありました。
いざ水没車にご対面
百聞は一見に如かず。早速、水没号の見学へ出向き、エンジン始動してみました。エンジン音や空吹かしのフィーリングは、ぼくのサンバーワゴンとはかなり違っています……。乗って帰るには、現地でそれなりのメンテナンスが必要だと判断しました。
そこで後日、工具と最低限必要だろうと考えた交換部品を用意して、仮置きしてもらっているバイク仲間の作業場へ向かいました。前回、試運転した際には、80km/h程度しか出ないことがわかっていましたので、エアークリーナーエレメントとスパークプラグを新品に交換しました。どうやら不調の原因は、スパークプラグにあった様子です。真っ黒で電極が摩耗したスパークプラグから、イリジウムの新品プラグへ交換したら、まったく別物のような走りへと復活しました!!
近所の高速道路で実走行テストしてみると、メーターはフルスケール近くまで指針が動いていることを確認できました。これなら普通に走って帰れそうだ!! 自走移動で走行距離は約200km強。おっかなびっくりの運転でしたが、目立ったトラブルは無く、無事に帰宅することができました。 数日後、いつもお世話になっているバイク仲間が営む鈑金屋さんへサンバーTT2を持込み、ご覧のようなアリサマとなりました。高圧スチーム洗浄機を使って、床下や足周りを含む全体がキレイになった一方で、不具合箇所も数多く露呈することになりました。不足部品や要交換部品も明確になりましたので、ここから先は、ネットオークションを利用して、スバルサンバーTT2部品をポチッとやりながら、しばらくは軽トラ仕上げと久々の軽トラライフを楽しませて頂こうと思います。