ロボットがLRT乗り弁当配達 宇都宮大、自動化へ実験
宇都宮大は1日、宇都宮市と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)に、台車型の自動走行ロボット2台が乗り込み、弁当を運ぶ実証実験を行った。物流分野で深刻化する人手不足対策の一環。ロボットによる配送システムの自動化を目指す。 大学によると、ロボットは、いずれも高さ1メートル前後、重さ約70~80キロ。障害物を認識しながら自走する。2台はJR宇都宮駅ビルで弁当を積み、近くのLRT停留場を出発。関係者が付き添って約45分間乗車し、芳賀町の公園まで輸送した。 うち1台はドアの開閉なども認識する能力を備える。事前に入力した地図情報を基に走行していたが、方向を見失う場面もあった。