SNSで話題 福岡市内の道路が一時泡だらけ 正体は何だったのか?
15日午前2時半ごろ、福岡市内の道路が「謎の泡に包まれてる」と一時SNSなどで騒然となった。「水が地下から吹き出している」「プランクトンでは?」などと騒がれたものの、一部地元テレビ局がとりあげただけで、あまり報道はされなかった。泡の正体はなんだったのか?
福岡市消防局によると、15日午前2時半ごろ、「同市中央区今泉1丁目の通称桜通りが泡まみれになっている」と119番通報があった。泡は50~60メートルの長さにわたって道路に流出。消防車1台と隊員4人が出動。放水して道路から泡を流し午前3時までに作業は終わった。 原因は、桜通りを挟んだ南側の駐車場にパチンコ店が設置していたスプリンクラーが、地震の揺れで作動したためらしい。 15日午前2時14分ごろ、福岡市中央区で観測した震度は1だったが、熊本地震の「前震」が発生した14日午後9時26分ごろには、同所で震度3を観測しており、これが誤作動につながったのではないかとみられている。 スプリンクラーには、水をまく「散水式」のほか、泡を出して消火するタイプがあり、泡のタイプは主に油などの危険物への消火手段として使われる。