飛行機の「足元の広い座席」を予約したけど、席はガラガラでした…。乗車後に返金を求めるのは非常識ですか?
足元が広い席のメリット・デメリット(非常口席)
足元が広い席とは、主に非常口付近を指しています。非常口は万が一に備えてスペースを確保していることから、ゆとりのあるつくりになっているのです。ここでは、足元が広い席のメリットとデメリットを紹介します。 ■広々としてトイレにも行きやすい 足元が広い席は、座席と座席の間に一人分ほどのスペースが空いています。そのため、隣の席に人がいたとしても、トイレに行きやすい点がメリットです。飛行機のみならず公共交通機関で気になるのが「横の人が気になってトイレに行きづらい」という点です。 とくに、子どもがいたり、頻繁にトイレに行ったりする場合は不安を抱えることもあるでしょう。足元が広い席であればトイレに行く際もスムーズに移動できるのでストレスを軽減できます。 ■利用者には制限がある 足元が広い座席にはいくつか注意したい点もあるようです。たとえば、あくまで非常口付近であることから、離着陸時は荷物を一時的に格納する必要があります。また、下記に当てはまる方は利用できないと定められていることがあるようなので注意が必要です。 ●15歳未満の人 ●搭乗する際にサポートや付き添いが必要な人 ●緊急脱出の援助が可能な人 万が一の際は緊急脱出の援助を求められたり、また係員から声をかけられたりすることがあるでしょう。
基本的に払い戻しは不可能
飛行機の座席は基本的にお客さまの都合での払い戻しは不可能です。そのため、有料座席から無料座席に変えたいと思っても、一度チケットを取ってしまうと難しいでしょう。 ただし、足元の広い座席は長時間のフライトにおいてメリットが豊富です。周囲の座席が空いていたからといって有料座席を予約したことを後悔するのではなく、フライト時間をリラックスして過ごすために役立てましょう。 とくに、長時間の海外便の場合、ゆとりのある有料座席はゆっくりと睡眠をとれるため、到着してからの時間を充実させるのに役立ちます。お金にゆとりがある場合は、注意点を理解したうえで足元の広い席を予約してみましょう。 出典 JAL 有料事前座席指定(足元の広い座席) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部