諏訪地域の4駅連携「鉄道フェスタ2024」 親子連れや鉄道ファンが催し満喫 長野県
長野県にある茅野、上諏訪、下諏訪、岡谷のJR4駅合同イベント「すわ鉄道フェスタ2024」が2日、各駅で開かれた。臨時列車リゾートビューすわ湖鉄道フェスタ号(長野―茅野駅間)を運行し、各駅で列車と乗客を出迎えたほか、駅周辺では地元の団体や高校、飲食店と連携して多彩な催しを展開。鉄道模型の展示や線路点検車の乗車体験、写真撮影会もあり、親子連れや鉄道ファンを楽しませた。 諏訪地域の4駅が連携し、昨年スタートした合同イベント。鉄道と諏訪の魅力を詰め込み、地域住民に感謝の気持ちを込めて開いている。各駅では太鼓の演奏や電気バスの無料試乗会、SLの運転台見学などそれぞれ特色ある催しを繰り広げた。 上諏訪駅周辺では地元飲食店のブースやキッチンカーが出店し、地酒の試飲会や駅弁販売も実施。普段立ち入れない留置線での線路点検車乗車体験、駅のホームで使用されるLCD発車標前での記念撮影もあり、人気を集めた。 駅前には豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」の乗務員がブースを設け、写真撮影に応じた。同列車に使用されるウエルカムカーペットや乗務員の帽子に触れることもでき、鉄道ファンが感慨深げに眺めていた。 「四季島」の熱狂的ファンを自認する切り絵作家の大橋忍さん(34)は、このイベントのために東京都から参加。「予想を上回る四季島のホスピタリティにほれ込んでいる。撮影会はめったにない貴重な機会。来てよかった」と話していた。