ホンダ由来の技術が満載! “16歳以上は免許不要”の話題の電動3輪モビリティ「ストリーモ」の新商品が登場 ユーザーの反響とは
ホンダの社内起業制度から生まれた新興メーカー
ホンダが出資する立ち乗り3輪モビリティメーカーであるストリーモの商品が2024年7月18日から販売開始されています。 【画像】3輪なら転びにくい!? 安定感抜群の「ストリーモ」を画像で見る(12枚) 以前から注目されていましたが、販売開始を受けメーカーにはどのような反響が寄せられているのでしょうか。
株式会社ストリーモの源流は、ホンダの社内起業制度IGNITION(イグニッション)です。それによりホンダエンジニアが中心となり、同社の出資の元で2021年8月に創業されました。 同社は「世界中の人の移動と暮らしを豊かにすること」を掲げ、自分のペースで移動できる立乗り三輪電動モビリティを生産しています。この商品名も社名と同じで「Striemo(ストリーモ)」です。 マイクロモビリティ市場は国際的な脱炭素化の流れのなかで大いに注目されていますが、同時に事故の多さなど安全性の問題も指摘されています。 そこでストリーモが設計上の大前提とするのが「ユーザーの安心感」です。 運転時にバランスを取ることへの不安軽減や、自然な乗車体験の提供といったホンダが持つノウハウが活かされています。 安心感を実現するために、世界初であり同社の特許技術の「バランスアシストシステム」を採用しており、さまざまな状況で安定して自立することが可能。 やや不安定な路面でも走行時のバランスに関する不安は軽減されます。また、自立したまま停止できるため歩行者に合わせて走行する場合も安全性が確保されています。 動作時は自分のペースで走行可能なことが特徴であり、歩行者に合わせた低速から車道での走行を想定した速度まで調節可能。バランスが保たれるため速度にかかわらず安定した走行ができます。 2022年6月に国内の一般消費者向け抽選販売がオンラインで開始され、予定販売台数を大きく上回るほどの話題を呼びました。
貴重な「立ち乗り3輪モビリティ」の反響とは
そしてマイクロモビリティ市場における大きなトピックが、2023年7月の改正道路交通法です。 この時に設定された「特定小型原動機付自転車」の基準を満たすモデルをさまざまなメーカーが開発するようになりましたが、ストリーモも例外ではありません。 法改正に合わせて同月からオンラインで販売開始されたモデルが「ストリーモS01JT」です。従来のストリーモの特徴を受け、速度は自由に調節可能。許可された歩道で走行可能な「特例特定小型原動機付自転車」基準で最高速度を6km/hに制限したモードも備えます。