【B1】ドラフラ12日に広島で地元開幕戦 連覇期待、ファンの熱量アップ 選手紹介のパネルもリニューアル
バスケットボールBリーグ1部(B1)広島ドラゴンフライズが12日に地元開幕戦を迎える。昨季のB1初制覇からの連覇に向け、朱色に染まったスタンドの声援が後押しする。会場の広島サンプラザ(広島市西区)周辺の準備も整い、ファンたちの熱量が上がっている。 広島ドラゴンフライズ日程一覧と試合結果 2024-2025 広島サンプラザへ続くJR新井口駅南側の歩行者専用橋では、ドラフラの選手たちを紹介するパネルを市がリニューアルした。縦1・6メートル、横1メートルの8枚。ボールを手に闘志を燃やす姿などがプリントされている。 9日にお披露目式があり、浦伸嘉社長(44)とドウェイン・エバンス選手(32)が出席。地元ミニバスケチームも立ち会った。己斐上MBCの橋本八重さん(11)は「わくわくしながら会場に向かえるはず。試合も勝ってほしい」と期待する。 チームへの注目度は高まっている。クラブによると、ファンクラブ会員数は5160人(4日時点)と、昨季の1・5倍。年間指定席も1・3倍の1034席が売れた。いずれも過去最高で、グッズ販売の滑り出しも好調という。12日の指定席は既に完売した。 長年応援する西区の会社員山根叔将(よしまさ)さん(56)は初めて年間指定席を購入し、地元開幕に臨む。「注目されている今季が正念場の年。声援で連覇へ後押しする」と気合を入れる。翌13日に数年ぶりに現地観戦するという南区の自動車整備会社経営、下高賢士さん(56)は「献身的プレーで頂点をつかんだ姿に心打たれた。直接応援したくなった」と楽しみにする。 地元の盛り上がりを受け、浦社長は「オフには街中で優勝おめでとうと声をかけられた。今季もファンと共に感動を味わいたい」と意気込む。
中国新聞社