【黒柳徹子】女性の地位向上に捧げた政治家・市川房枝さんの「第一印象」を振り返る
政治家・社会運動家
市川房枝さん 1893(明治26)年、愛知県中島郡明地村(現・一宮市)の農家に生まれる。愛知県女子師範学校(現・愛知教育大学)を卒業後、小学校教師を経て名古屋新聞の記者となる。1918(大正7)年上京。平塚らいてうと共に女性の地位向上を目指し「新婦人協会」を設立。渡米後は婦人参政権を求めて活動する。1953(昭和28)年、60歳で第3回参議院議員選挙東京地方区で2位当選。無所属の参議院議員として通算5回の当選を果たす。1970年代から共働きモデルの社会を模索し、一人暮らしの女性たちの老後の施設を構想していた男女平等の先駆者。1981(昭和56)年、議員在職のまま逝去。
─ 今月の審美言 ─
「陽気で、頭の回転が無類で、すごく洗練されていらっしゃるというのが第一印象でした」 取材・文/菊地陽子 写真提供/時事通信フォト Edited by 新井 美穂子
VOCE