2024年の日経平均が「好調、新高値もありうる」と見る理由
政治資金スキャンダルによる支持率低下に頭が痛い岸田文雄首相だが、2024年高値のカギを握っている面がある(写真:Franck Robichon – Pool/Getty Images)
12月22日の日経平均株価は前日比28円高の3万33169円で引けた。モミ合いのまま2023年の最終週を迎えるが、当面は大納会(12月29日)が底になるか、1月央が底になるかだと考えている。 そして2024年の前半は、日本株が堅調になるだろう。外患の1つであるアメリカ景気が失速すると言っている人、あるいはドル安転換すると言っている人が、強気に転換する形で、日本株相場にも好波及していくと考えられるからだ。 足元のドル円レートは、発表されたアメリカGDP改定値や四半期PCE(個人消費支出)デフレーターなどが軟着陸していることで、ドル安ぎみだ。それでも、「FFレート引き上げが終了したためドル安になっている」と考えるのは、少し事実誤認があるのではないかと考えている。
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木野内 栄治