華やかな山車、「ヤーレヤーレ」元気よく しちのへ秋まつり開幕 青森県七戸町
青森県七戸町の「しちのへ秋まつり」が7日、開幕した。各町内会が自主制作した華やかな山車13台がおはやしを響かせながら町中央商店街を練り歩き、五穀豊穣(ほうじょう)を願った。 同町の山車は背面に絵馬をあしらい、「絵馬型風流山車」と呼ばれている。合同運行は午後4時半に出発し、約3時間行われた。 昔話や伝説を題材にした個性豊かな山車が通ると沿道からは歓声が上がった。若者や子どもたちは「ヤーレヤーレ」と元気よく声を上げながら太鼓をたたいた。 同町出身で仙台市から訪れた金野里美さん(38)は「小学生から小太鼓などをやっていたので、懐かしいリズムが心に響いてきてよかった」と話し、娘の桜子さん(6)は「(山車が)かっこよかった」と笑顔を見せた。 日中は流し踊りや5年ぶりに開催した仮装大会などが行われた。最終日の8日は午後2時から山車の合同運行が行われる。