複数の無線通信で台車を自動運転 トヨタ自動車東日本宮城大衡工場で実証実験
khb東日本放送
複数の無線通信を使って台車を自動運転する実証実験が、宮城県大衡村のトヨタ自動車東日本の工場で行われています。
実証実験は、国の研究機関である情報通信研究機構とNEC、東北大学が開発した無線通信の安定化を可能にする新たなシステムの有効性を確認するため実施されています。 屋外は通信事業者が提供するキャリア網、屋内は企業が個別に利用できるローカル5Gと、異なる通信環境下で台車を自動運転し通信が途切れること無く切り替わっているかを確認します。 情報通信研究機構板谷聡子さん「ローカル5G、キャリア5Gの切り替えの方もスムーズにできまして良かったなと思っております」 トヨタ自動車東日本情報システム部佐藤郁男部長「こういった物を活用することで、屋内から屋外に出たところの通信遅延だとか途切れることが無く色々な物に転用できるのかなと期待しております」 製造現場では、通信が不安定になると台車が停止するなど生産効率が低下する懸念があり、このシステムが課題を解決する可能性があるということです。
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