負傷交代のサカは長期離脱も?現地記者「ある時期に体が悲鳴を上げるのは必然だったのかも」
アーセナルFWブカヨ・サカの負傷について、『The Athletic』が分析している。 【順位表:プレミアリーグ】 今季も公式戦24試合で9ゴール13アシストと、目覚ましい活躍でアーセナルを牽引しているサカ。しかし21日に行われたプレミアリーグ第17節クリスタル・パレス戦(5-1)では、24分にハムストリングの痛みを訴えて途中交代に。SNSでは松葉杖姿でスタジアムを後にする映像も拡散されており、状態に心配の声が上がっている。 そんなサカの負傷について、『The Athletic』のジョーダン・キャンベル記者は「サカが相手に倒され、治療が必要になるのは見慣れた光景だ。だが今回違うのは、相手にタックルされたり引き倒されたりはしなかったが、再び立ち上がることができなかったことだ」とし、以下のように続けた。 「過去数シーズンで見せたサカの回復力により、我々は彼が深刻な筋肉系のケガを抱えないと信じ切っていた。23歳まで長期離脱もなく、アーセナルで250試合以上プレーするのは驚異的だ。だが、ある時期に体が悲鳴を上げるのは必然だったのかもしれない」 「このケガが実際どれほど深刻かはまだわからないが、トップスピードで走った時に右太ももの裏に痛みを感じたようだ。治療を要求する前にスピードを落としてパスを受けられたのは希望的観測だが、仮に長期離脱が必要になった場合、現在のアーセナルには有力なバックアップがいない。ミケル・アルテタは、彼抜きでのプランを考えなければならないはずだ」 そして「ラヒーム・スターリングはレンタルで加入してから全くインパクトを残せていない」と指摘しつつ、サカの代役としてガブリエウ・マルティネッリが右サイドに回る形が「最も自然」と主張。「彼は右利きであり、サカとマルティン・ウーデゴールの関係がいかに重要であったかを考えれば、チーム全体に大きな変化が生じることになる。だがこの試合の3点目の場面、大外を駆け抜けて素晴らしいクロスを提供したのを見れば、サカとは違うものを提供できることも考えていいだろう」と締めくくった。