衰え知らずのレジェンド、ジョコビッチを世界12位フリッツが称賛!「常に上を求め続ける姿勢は驚くべきものだ」<SMASH>
今季最後のテニス四大大会「全米オープン」(8月26日~9月8日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に第12シードとして出場する世界ランク12位のテイラー・フリッツ(アメリカ)が、大会開幕前の記者会見に登場。その中で未だ衰え知らずのレジェンド、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現2位)を大いに称賛した。 【画像】ダブルス銀メダルのフリッツはじめパリ五輪で躍動したメダリストたち 昨シーズンは四大大会3つ(全豪・全仏・全米)を含む7つのツアータイトルを獲得したジョコビッチ。今季はツアー優勝こそないものの、ウインブルドンでは2年連続の準優勝。そして先のパリ五輪(クレー)シングルスでは悲願の金メダルを獲得し、新たなマイルストーンを築き上げた。 さらに驚異的なのは37歳という年齢にもかかわらず、今年6月の右ヒザ手術から程なくして強さを取り戻したことだ。今大会で史上最多を更新する25度目の四大大会優勝が懸かるジョコビッチに対し、およそ一回り年下のフリッツも最大限の敬意を払っている。 「あれほど多くのメジャー大会で優勝し、しかも一貫して好成績を収めるのはすごいことだ。それにはベースラインでの(ラリーの)平均レベルが他の誰よりもずっと高くなければならない。その選手(ジョコビッチ)が他の選手よりどれだけ優れているかを物語っている。初めてまたは2度目の(四大大会)優勝を狙う選手が大勢いる中でね」 またフリッツは、飽くなき探求心を示し続ける姿や、常に勝利を追い求める姿にも感銘を受けているようだ。「彼のそうした姿は驚くべきものだ。何年にもわたって(どれだけ勝ちを重ねても)決して満足せず、常に上を求め続ける姿勢は非常に印象的だ」と賛辞の言葉を続けた。 2021年シーズンに右ヒザのケガを経験し、同箇所の手術を経て即時復帰を遂げた経験を持つフリッツ。自身と同じような境遇を辿りながらも、世界のトップに君臨し続ける鉄人に大きな刺激を受けている様子がうかがえる。ジョコビッチの存在をモチベーションに、さらなる活躍を期待したい。 文●中村光佑
【関連記事】
- アウトボールに電子コールが機能せず…リプレー判定にフリッツが猛抗議!「アウトなら自分にポイントが与えられるべきだ」<SMASH>
- 【パリ五輪】ジョコビッチが悲願の金メダル獲得で生涯ゴールデンスラム達成!「心、魂、身体、家族、全てを捧げた」<SMASH>
- PTPA共同設立者のジョコビッチもシナーのドーピング問題に疑念「選手たちの不満は理解できる」<SMASH>
- ケガで戦列を離れているデルポトロがジョコビッチと全米会場で練習!盟友の金メダル獲得には「感動して泣いてしまった」<SMASH>
- ウインブルドン激闘の裏側で「男が女のために勝つ時」と勝利したフリッツの恋人が“DV疑惑のズベレフ”を嘲笑<SMASH>