県美展 洋画、日本画、彫刻など700点超の作品 鹿児島
鹿児島テレビ
洋画、日本画、彫刻など鹿児島県内在住者らが作った700点を超える芸術作品が並ぶ県美展が鹿児島市で開かれています。 洋画や、彫刻、それに写真など、、、 高校生以上の県内在住者や県出身者が制作した芸術作品が並びます。 会場の黎明館と鹿児島市立美術館に展示されているのは753点。 70回を迎える県美展は県内最大の総合美術展です。 応募作品の審査も行われ、受賞作品を県美術協会の祝迫会長に解説してもらいました。 大賞に輝いたのがこちらの作品。 鹿屋市の高校教師・堀之内聖さんが手がけた洋画「古に希む」です。 県美展の70歳「古希」を祝った作品だといいます。 鹿児島県美術協会・祝迫正豊会長 「温かい赤を主にして鳳凰を赤や黄色の世界でまとめた絵」 庄村奈津美記者 「躍動感がありますね」 祝迫さん 「類のない、他にない作品ということで、我々審査員も評価しました」 70回を記念して設けられた、岡本太郎美術館長賞には、鹿児島市の渡瀬俊輔さんの「月夜を纏う」が選ばれました。 祝迫さん「女性像が真ん中に描かれていて背景は抽象なんですね。抽象と具象のおもしろさを構成した作品として、奥深い物、次に展開する抽象と具象のせめぎ合いがとてもいいという評価です」 この日は、実際に作品を出品した画家の姿もー。 東條新一郎さん(洋画)「さんぽ」 タイトルは「さんぽ」ということで、この絵の中を散歩してほしいという意味合いを含ませました。 キャンバスに色を散りばめ、その上に白で線を描いたそうです。 画家・東條新一郎さん 「とがったところは、鳥にしようととか、うずまきにきしようとか、仕上がるまではどういう風になるか自分でも想像つかない。だから描いてて楽しい」 庄村「東條さんご自身も描きながら絵のお散歩をしていたんですね~」 「まさにその通りです」 会場の一角には、「県美展」の70年の歩みが感じられる過去のポスターも飾られ、一つの作品として楽むこともできます。 県美展は5月26日まで開催されています。
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