世界で絶賛「SLAVA’S SNOWSHOW」が今夏、日本初上陸。“雪の妖精PR隊”登場/大阪
まっさらな状態で観に来て頂きたい
そんなやりとりが続く中、道化師のヴァーニャ(スラバ氏の息子)がPR用看板を担いで会場へ。巨大な看板を片手に、雪を彷彿とさせる紙吹雪を大量に降らせて、サプライズ満載の会見を繰り広げた。 スラバ・ポルニンは2度目の来日。日本は大好きな国で、日本のことを長年勉強しており、歌舞伎についてだけでも、100冊以上の本を持っているという。ほかにも、「山海塾」といった日本の舞踏やアニメにも関心があって、「宮崎駿さんの世界は深い世界だなと思います。それから、『風雲!たけし城』も興味があります」と実に“日本通”だった。 ここで石井一久が「世界各国で上演されていますが、そのお国柄で内容を変えたりするんですか?」という質問を。「毎回、どの国に行ってもすべて演出は変えています。日本で、数日過ごさせて頂いていますが、まるで家に帰ってきたような、それぐらい近い感覚を感じていますので、自分が作ってきたショーを作り変えるというようなことはしなくていいと思っています」と、回答した。 どういうふうに観賞すればいいのか。それについては、「一番大切なことは、まったく何も考えないで、何も準備しないで、まっさらな状態で観に来て頂きたいです。口をポカーンと開けて、子どもになったつもりで来て頂ければ。それが一番大事なことです」―。待望の日本公演だけに、一度足を運んではどうだろうか。開演時間など詳しくは、「SLAVA’S SNOWSHOW」公式サイトで。 (文責/フリーライター・北代靖典)