【C大阪】急病人で一時中断 サポーター席の「止めてくれ」の声をGKキム・ジンヒョンが伝える
<明治安田J1:C大阪2-2横浜>◇第10節◇27日◇ヨドコウ 試合中に観客席で急病人が出たため、一時中断の緊急措置がとられた。ゴール裏のC大阪サポーター席にいた男性だといい、救急搬送時には意識はあったという。 【写真】サポーター席の異変に気付いたGKキム・ジンヒョン 試合が止まったのは、横浜が1-0とリードしていた前半24分ごろ。 C大阪の元韓国代表GKキム・ジンヒョン(36)が、背後にあるC大阪サポーター席から「(急病人が出て)危ないから(試合を)止めてくれという、みなさんの声があった」とし、笠原寛貴主審(35)や関係者に伝え、試合は数分間止まった。 C大阪の説明によると、試合が止まる数分前に、気分が悪くなった男性が観客席で倒れ込み、聞きつけた会場担当の医師らが対応。そしてキム・ジンヒョンの対応で試合が止まり、さらにC大阪のチーム医師らがスタンドに入り、対応したという。 場内アナウンスでは「急病人の方がでられたため、一時試合を中断させていただきます」と放送された。クラブによると、試合の中断は約2分間だったという。 この試合でJリーグ通算500試合(J1=386、J2=113、J3=1試合)出場の大台に到達したキム・ジンヒョンは「(倒れた男性を)見た感じでは、意識はあったのでよかった」とし、500試合出場には「やはり、サポーターのみなさんに支えられていると感じた」という。 この日の守護神は試合でのファインセーブに加え、急病人のための迅速な対応も光った。