ミン・ヒジン代表(c)news1

【04月23日 KOREA WAVE】韓国の人気グループ「NewJeans（ニュージーンズ）」が所属する芸能事務所「ADOR（アドア）」のミン・ヒジン代表らが親会社の大手総合エンターテインメント企業「HYBE（ハイブ）」から監査を受けている問題で、ADORは22日、公式コメントを出し、同社やNewJeansが作り上げた成果がHYBEによって侵害されていると主張した。 コメントでADORは、HYBEのレーベルの一つ「BELIFT LAB（ビリーフラボ）」が今年3月にデビューさせたガールズグループ「ILLIT（アイリット）」について「ヘア、メイク、衣装、振り付け、写真、映像、イベント出演など、芸能活動のすべての領域でNewJeansをコピーしている」と主張している。ILLITのデビューを予告する写真が発表された際、ネット上では「NewJeansかと思った」という反応が巻き起こったという。 また「HYBEのパン・シヒョク議長がILLITのデビューアルバムをプロデュースした」と指摘したうえ「ILLITによるNewJeansのコピーは、BELIFT LABというレーベル単体によるものではなく、HYBEが関わっている」と強調した。 ADORによると、同社はNewJeansに対するHYBEの措置について問題提起をしたものの、HYBEやBELIFT LABから十分な回答を得られなかったという。そんななかで、HYBEがミン・ヒジン代表に対して、代表の職務を停止し、解任のための手続きを取ると通知した、と説明している。 ミン・ヒジン代表は現在、ADORの株式18％（57万3160株）を保有している。昨年第1四半期、HYBEは100％保有していたADORの持分を80％に減らし、ミン代表がコールオプション（株式を決まった価格で買える権利）を行使してADORの持分18％を買い入れたため、HYBEに続きADORの2大株主になっている。 （c）KOREA WAVE/AFPBB News