北村匠海は5作以上で主人公…林遣都や山田孝之は積極的「ネット配信ドラマ出演」メリットとデメリット
12月14日にNetflixで北村匠海(26)主演のドラマ『幽☆遊☆白書』の配信がスタートした。 【画像】北村匠海 「美人すぎる社長秘書」とのお泊まり愛 「冨樫義博氏の同名の人気漫画が原作。原作では主人公は中学生なので、実写化にあたって北村の主演は賛否を呼びましたが、NetflixならではのCGのクオリティの高さもあって、世界中から注目を集めています」(映画ライター) 北村が所属するスターダストプロモーションは動画配信プラットフォーム作品出演に積極的だという。 「’16年に配信された『火花』でスターダストの林遣都(けんと)(33)が主演を務めたことで、Netflixとパイプができたことが大きかったのでしょう。’19年配信の『全裸監督』で山田孝之(40)、『今際の国のアリス』で山﨑賢人(29)とスターダストの看板俳優が続々とNetflixの作品に出演しています。 コロナ禍で動画配信サイトが業績を伸ばし、大手芸能事務所はこぞって売り込みを始めましたが、スターダストは『火花』など、動画配信の黎明期から人気俳優を送り込んでいた。先見の明がありますよ」(広告代理店関係者) 一方、大手芸能プロダクションのホリプロは’17年にNetflixで配信された『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』に中尾明慶(35)を主演させ、今年もAmazonプライム・ビデオで深田恭子(41)主演『A2Z』が配信されているが、動画配信には慎重だという。 「ホリプロなど自社でドラマや映画の制作部を抱えている大手プロは地上波テレビ局との付き合いを優先させるという姿勢のようです。YouTubeも個人チャンネルは基本的にはNG。 『さまぁ~ず』のように制作会社が主導して制作するチャンネルや、直談判して許可を貰った『スピードワゴン』井戸田潤(51)ら、一部のタレントのみに留まっています。上層部が動画サイトのビジネスモデルに懐疑的な面もあるでしょう」(制作会社ディレクター) 吉本興業はNetflix『トークサバイバー!』で千鳥がMCを務めるなど、所属芸人による配信オリジナル番組が多いが、放送作家は「条件付きの出演」だと言う。 「配信作品は制作に関わっていないと再生回数に応じたインセンティブがつかないケースがある。そうなると地上波のテレビとギャラが大差ないため、『コンテンツに制作から関われること』を出演条件にしているといいます」 先のNetflixなど外資系プラットフォームは、事務所の大小や知名度に関係なくキャスティングを行うため、中小の芸能プロにはありがたい存在だが、実績のある俳優や大手プロにとっては、デメリットもある。 「制作期間が長く、配信まで時間がかかるから、メディア露出が減ってしまうのです。売り出し中の俳優を出演させるのはギャンブル的要素が強い。世界で知名度を高める効果はありますが、CM起用の決定権のある企業のお偉いさんは配信作品まで目配りしていないケースが多いですから。地上波からしばらく姿を消すのは、リスクを伴う」(芸能プロ幹部) 視聴者にはすっかり定着したが、業界内では動画配信サービスの捉え方にバラつきがあるのが実情だ。 『FRIDAY』2023年12月29日号より
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