【トランポリン】パリ五輪代表の西岡隆成 日本勢初快挙へ「メダルを取った世界線を見せられたら」
昨秋のトランポリン世界選手権で銅メダルを獲得した男子の西岡隆成(近大)は、日本の歴史を塗り替えることができるか――。 ヤマト市民体育館前橋(群馬・前橋市)で12日に行われたパリ五輪代表選考会を兼ねるトランポリン・グランドチャンピオンシップ(TGC)では、男子の代表に決定。初の五輪切符を手にした西岡は「すごくうれしい。反省点が見つかったので、改善しながら五輪につなげていけるように頑張りたい」と決意を新たにした。 日本勢の五輪での最高成績は4位。初メダルへの思いは誰よりも強い。「今僕のコーチをしている伊藤正樹コーチの成績が最高で、日本人は4位という1つの壁を超えられていない」と回想。その上で「1年ぐらい伊藤コーチに教わってきたが、見せてあげたいというか、トランポリンで日本人がメダルを取った世界線を選手や応援してくださっている方にも見せられたら」と意気込んだ 。 「最近の海外の試合では演技点が伸びずに点数が出ないことがあった。だったら僕の得意な難度点のところを磨いていこう」との考えから、技の難度を示すDスコアは18・6と頭1つ抜けている。悲願達成に向けて、貪欲にレベルアップを目指す覚悟だ。
東スポWEB