【ブヨブヨしているトマト】食べても大丈夫か見極めるポイントは?管理栄養士が回答!
夏に旬を迎えるトマト。さっぱりとしていて食欲がない時でも食べやすい食材です。使い勝手がよく、色んな料理に使うことができます。万能だからこそ多く買ってしまって、なかなか使い切れずに残っているなんてことはないでしょうか。気づいたときには柔らかくなっていたりします。そのまま食べて大丈夫か心配になりますよね。この記事では食べてもいいか判断するポイントを紹介していきます。 <写真>【ブヨブヨしているトマト】食べても大丈夫か見極めるポイントは?管理栄養士が回答! ■ブヨブヨしているトマトは食べられる? 結論から言いますと、腐敗まで進んでいなければ食べることができます。ぶよぶよだからといってすぐに捨ててしまう前に一度トマトの状態をしっかり観察してみてください。ただ単に熟しすぎているだけの場合もあります。熟していくにつれ、甘味やリコピン量が増すので栄養価がアップし美味しく食べることができます。食材を無駄なく使いきるためにもポイントをチェックしてみてください。鮮度が落ちやすい野菜なので腐敗してしまっている場合は食べないように注意しましょう。 ・カビが生えている ・ぬるぬるしている ・皮が破れて汁が出ている ・異臭がする このように1つでも当てはまるものがあれば、食べるのをやめておきましょう。 ■ブヨブヨしているトマトの活用法 トマトが熟してぶよぶよになってしまった時は、煮込み料理に使うのがオススメです。スープやカレー、トマトソースなど味付けするだけで簡単に食べることができるます。柔らかくなった食感が気にならないので、美味しくいただくことができます。また、トマトに含まれるビタミン類やカリウムは水に溶けやすい性質ですが、スープにすることで流れ出た栄養も摂ることができます。 ■トマトの保存方法 ■■冷蔵保存の場合 ①1個ずつキッチンペーパーで包む ②重ならないように保存袋に入れる ③ヘタを下にして冷蔵庫の野菜室で保管 ■■冷凍保存の場合 生のまま丸ごとヘタを下にして保存袋に入れ、冷凍する 使うときには、水につけると簡単に皮を剝くことができます。またそのまま切ってサラダにしても美味しく食べることができます。 ■トマトのぶよぶよは復活できる? 結論、復活できます!柔らかくなってしまったトマトは見た目が悪く食欲も出てきませんよね。そんな時にぜひ試してみてほしい方法があります。 ■■お湯につけるだけ ぶよぶよのトマトは水またはお湯につけるだけで復活することがあります。水の温度によっては上手く復活できないことがあるのでポイントをおさえておく必要があります。それは、50度ほどのお湯が1番効果的ということ。トマトの他にもレタスなどシャキシャキに復活することができます。トマトをつけるときは、お湯の温度が高すぎると皮が剥けてしまうことがあるので注意が必要です。 ■まとめ トマトは傷みやすい食材ですが、保存の仕方やぶよぶよになったトマトを復活させる方法などを使う工夫をすれば長くトマトを楽しむことができます。腐っているかどうかの判断が重要となります。食材を無駄にしないためにも、なるべく買ったらすぐに調理し、美味しくいただくことをオススメします。トマトは栄養豊富で緑黄色野菜の一つです。特に旬の夏は栄養価も高くなりますのでぜひ食卓に並べてみてくださいね。 参考文献:正しい知識で健康をつくるあたらしい栄養学 高橋書店 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 ライター/こばやしなつき 管理栄養士。病院での大量調理や栄養士業務を経験。高齢者福祉施設にて利用者様の健康マネジメントに携わる。妊娠を機に退職。妊娠中に食事の大切さに改めて気づき、こども・ママ・家族みんなが笑顔で過ごせるようサポートしたいと思うように。現在は妊娠中の食事やこどもの栄養について情報を発信。栄養や健康に関する記事執筆などを行っている。マタニティ雑誌「マタニティSTYLE2024」レシピ掲載 協力/NS Labo
NS Labo(栄養サポート研究所)