コンビニでギフトカードを買おうとする高齢男性「よくわからない」…並んでいた男性が声かけ 話の内容から詐欺疑い、一緒に警察へ 高齢男性は「偽メール」に誘導されていた 被害を未然に防いだ行動を称賛
埼玉県警小川署は15日、特殊詐欺を未然防止したとして、小川町在住の自営業佐山裕一朗さん(42)に感謝状を贈呈した。 怒られてもいい…ATMに並ぶ元ヤクルトレディ、男性が詐欺師に振り込む寸前に暗証番号のラスト1文字を阻止
同署によると、佐山さんは10月17日午後5時20分ごろ、小川町内のコンビニを訪れてレジに並んでいた際、3万円のギフトカードを購入しようとしていた高齢男性(70代)が「よくわからない」などと話したことから、「お父さんどうしたの」と声をかけた。話の内容から特殊詐欺を疑い、購入を中止させて、同署に同行するなどして、詐欺被害を未然に防いだ。男性は自宅のパソコンに届いていた「偽メール」に誘導され、ギフトカードを購入、払い込みをしようとしていた。 同署によると、金融機関やコンビニの職員・店員の未然防止の例は多いが、今回のような一般人の例は初めてという。及川直美署長から感謝状を受け取った佐山さんは「(声かけは)ちゅうちょしましたが(男性がまじめに)働いて得たお金が守れて良かったです」などと話していた。