なぜ獲った…。バルサ、冬の大失敗補強(5)将来有望だったのに…。監督交代で地獄行き、忘れられた元ブラジル代表
2024年1月のマーケットが動いている。各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探す時期だ。好機とみれば、ビッグネーム獲得に動く場合もある。今回は名門バルセロナが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。
MF:ジェオヴァンニ(元ブラジル代表) 生年月日:1980年1月11日 在籍期間:2002年1月~2003年1月 バルセロナ通算成績:43試合3得点3アシスト ブラジルの名門クルゼイロECで育ったジェオヴァンニは、1999年にトップチームデビュー。2000年に行われたシドニー五輪に出場した際には、グループリーグでU-23日本代表と対戦した。また2001年7月にはブラジル代表に初選出され、同年に行われたコパ・アメリカ2001・グループリーグ第1節のメキシコ代表戦でデビューを飾った。 バルサは、そんな成長著しいジェオヴァンニを2002年1月に移籍金2000万ユーロ(約28億円)で獲得した。主に途中出場だったが、当時21歳だった同選手は加入後すぐに出場機会を確保するなど、将来を期待されていた。 しかし、2001/02シーズンいっぱいで加入当時にバルサを率いていたカルロス・レシャック監督が解任。02/03シーズンに後任としてルイス・ファン・ハール監督が就任すると出場機会が激減し、ほとんどの時間をベンチで過ごすこととなってしまった。 出番を失ったジェオヴァンニは、2003年1月にベンフィカへレンタル移籍に出された後、同年7月に完全移籍。監督交代がなければ主力選手となっていたかもしれないが、当時の移籍金2000万ユーロ(約28億円)で公式戦43試合3得点3アシストという成績は、失敗だったと言わざるを得ないだろう。
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