【インド】ノイダにイケアの複合施設、国内2番目の計画
スウェーデン発祥の家具製造販売イケアグループは、インド北部ウッタルプラデシュ州ノイダで、国内2番目となる複合施設「リクリ」を建設する。イケアグループのショッピングモール運営会社インカ・センターズが9日、発表した。550億ルピー(約940億円)を投じ、数年後の開業を目指す。雇用創出効果は9,000人超。 敷地面積は約4万8,000平方メートル。家具販売店イケアを中心に、小売りや飲食、ホテル、コワーキングスペース、娯楽、文化体験を融合した施設にする。都市鉄道(メトロ)2駅に直結するほか、車両4,500台分の駐車場を整え、電動車充電所を70基以上設ける。インカ・センターズ幹部のセバスチャン・ヒルビング氏は発表資料を通じ、「買い物から食事、睡眠に至るまで、リクリがノイダのニーズを満たす活気ある拠点になることを期待したい」とコメントした。 イケアはインドで、▽ムンバイ(西部マハラシュトラ州)▽ナビムンバイ(同)▽ハイデラバード(南部テランガナ州)▽ベンガルール(バンガロール、南部カルナタカ州)――の4カ所に店舗を構える。複合施設リクリは現在、グルガオン(北部ハリヤナ州)でも建設している。グルガオンのリクリは、約4億ユーロ(約630億円)を投資。イケアやオフィススペース、会議室、緑地、イベントスペースを備えた9階建て複合施設として、2025年後半の開業を予定する。