金津祭で高さ6mの人形山車が街中を巡行 福井県あわら市、雨なんの...熱気
あわら市指定無形民俗文化財の金津祭は7月14日、中日を迎え、高さ約6メートルの人形山車(やま)3基が福井県あわら市の旧金津町市街地を練り歩いた。あいにくの悪天候だったが露店も並び、街中は大勢の人の熱気に包まれていた。 金津神社の社殿修復と境内拡張を機に1897年に始まった山車巡行。今年は金津城主「溝江長氏」(古区)、「上杉謙信」(脇出区)、「義経」(中央区)の3基が、正午ごろ金津神社前に集結した。子どもや大人の囃子(はやし)方が乗り込み、三味線や笛、太鼓を演奏。子どもたちは緊張した面持ちながらも練習の成果を思う存分発揮していた。 日用品などで作った飾り物が展示されている各区の本陣前に人形山車が到着すると、近くの住民らが出迎え。若い衆による迫力ある太鼓演奏や子どもたちのかわいらしい踊りが披露されると、多くの拍手が送られた。古区の岡本都美区長は「雨だが、祭りは最高。子どものお囃子も見事だった」と笑顔だった。