「もう無理やな」から一転!仙台育英、大阪桐蔭らを下して日本一となった元甲子園球児が大阪の公立校で目指す野球
常葉菊川での3年間は「和やかな雰囲気、自由な学校だった」と振り返りながらも、「(母校のような)指導者がなにも言わずとも自分たちで考えて行動できるチームが理想です」と語る樋口監督。秋は2回戦で大商大の前に2対5で敗戦。戦績はもちろん、理想のチームを形作るにも、やるべきは山積みだ。 阪本主将も同意見で、「走塁はある程度やりたいことが出来たと思いますが、守備はエラーから失点に繋がりました。もっと詰められる部分がある」とさらなる成長へやるべきことは明確。そのうえで「大会では自分がプレーで引っ張り、勇気づけられるプレーができれば」と意気込みを語った。 樋口監督も「競争を活性化できればチーム力は向上すると思うので、それが大会にいい結果として出たら」と春以降への意気込みを語った。 恩師・森下監督は24年1月に息を引き取った。今は空の上から活躍を楽しみに待っているだろう。恩師から学んだことを生かして、激戦区・大阪を勝ち抜けるか。堺西が、強豪私学の壁を破っていく日が来ることを楽しみにしたい。