サムスン、AI強化の折りたたみスマホ発表 健康監視の新製品も
Joyce Lee [ソウル 10日 ロイター] - 韓国サムスン電子 は10日、折りたたみ式スマートフォンの最新シリーズを発表した。旗艦モデルをより軽くスリムにし、人工知能(AI)機能を強化することで、高価格帯市場で優位に立つ米アップルに対抗する。 サムスンの折りたたみ式携帯の出荷台数シェアは、競合の増加を受けて2022年の81%から23年は63%に低下した。 この日発表したのは最軽量・最薄の「ギャラクシーZフォールド6」と長いバッテリー寿命、高解像度のカメラを搭載する「ギャラクシーZフリップ6)」。価格はZフリップ6が1099.99ドル、Zフォールド6は1899.99ドルからで、前年モデルから100ドル引き上げた。 新製品はイヤホン「ギャラクシーバッズ」との利用で音声による同時通訳など新たなAI機能を提供。また、グーグルと提携し、数学の問題の解答を画面上で丸で囲むと解法が表示されるなどのAI検索機能も搭載した。 このほか、健康モニタリング製品「ギャラクシーリング」を発表。価格は399ドル、重さは3グラム程度でシャワー中や水泳中に着用でき、心拍数やストレスレベルを監視できる。