【衆院選】三つ巴の戦い“新潟2区” 不記載問題抱える自民に知名度抜群の立憲 現職同士の対決に割って入るのは維新の新人
NST新潟総合テレビ
超短期決戦で行われることになった解散総選挙。新たな区割りでの闘いに挑む候補予定者の動きをシリーズでお伝えします。今回は新潟市西区や燕市・加茂市などが選挙区となった新潟2区です。現職同士の与野党対決に新人が割って入る、三つ巴の構図となっています。
■自民・現職 細田健一議員 “政治資金問題”で背水の陣
10月6日、燕市で開かれた決起大会で自民党の現職・細田健一衆院議員が訴えたのは… 【自民党・現職 細田健一 衆院議員】 「おそらく、私は来たるべき総選挙比例名簿への登載というのは見送られるものと思っている。それは、つまり私は小選挙区で勝たなければ国会には戻れないということ」 政治資金パーティーをめぐり、収支報告書に不記載のあった議員の重複立候補が認められないことになり、戒告処分を受けた細田さんも小選挙区での勝利が絶対条件に… 【自民党 小林鷹之 衆院議員】 「細田健一さんにとって、今までで最も厳しい戦いであることは間違いない」 総裁選を戦った小林鷹之衆院議員も危機感を示すなど、まさに背水の陣となった細田さん。 【自民党・現職 細田健一 衆院議員】 「きょう国定衆院議員も来ていただきましたし、そこは二人三脚でやっていこうという話は常にしているので、そういう意味では、連携を取ってやっていくということだろうと思っている」
■立憲・現職 菊田真紀子議員 新区割りでも“知名度”抜群
逆風を組織の力ではねのけるべく奮闘する細田さんと対峙するのが、立憲民主党の現職・菊田真紀子衆院議員です。 【立憲民主党・現職 菊田真紀子 衆院議員】 「新しい選挙区に変わって、去年から呼んでいただいている。今年で2回目。『あ、菊田さん』と、『本人を初めて見た』とか『名前は知っている』とか声をかけてもらえるのでうれしい」 現在の7期目の菊田さんは、新しい区割りとなり初めて活動する燕市でも知名度は抜群です。 党の要職にも就き、さらなる認知度向上に向け、各地のイベントへ積極的に参加。マイクを握れば舌鋒鋭く細田さんの政治資金問題を追及します。 【立憲民主党・現職 菊田真紀子 衆院議員】 「相手の方はしっかり裏金をためて、裏金で秘書を雇用していますからどうかと思いますけど、私は、やっぱり政治には倫理観、そして道徳心・正義が必要だと思う」