監査院長の弾劾訴追案を可決 初の職務停止=韓国国会
【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党「共に民主党」が提出した崔載海(チェ・ジェヘ)監査院長とソウル中央地検トップの李昌洙(イ・チャンス)検事長ら検事3人の弾劾訴追案が5日、国会本会議で可決された。手続きが終わり次第、崔氏や李氏らの職務は停止される。監査院長の弾劾訴追案が可決され、職務が停止されるのは初めて。 関連法により在職期間が最も長い趙垠ソク(チョ・ウンソク)監査委員が監査院長の職務を代行する。 弾劾訴追に反対する与党「国民の力」は本会議に参加せず、最大野党「共に民主党」など野党の賛成多数で可決した。 共に民主党は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足に合わせて行われた大統領執務室と公邸の移転に絡む疑惑の監査が適正に実施されなかったなどとして、崔氏の弾劾訴追案を提出した。 また、輸入車ディーラーの株価操作事件に関与した疑いが持たれていた尹大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を検察が不起訴処分にしたことに関し、公正な捜査が行われなかったとして李氏とソウル中央地検の趙相元(チョ・サンウォン)第4次長、同地検の崔宰熏(チェ・ジェフン)反腐敗捜査第2部長の弾劾訴追案を提出した。
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