25日(木)は九州北部で危険な暑さに 熱中症に警戒を 西日本中心に暑さ長引く予想
きょう(水)は、関東から西の太平洋側で猛烈な暑さとなった。35℃以上の猛暑日地点数は、前3日間に比べると減ったが、静岡市で38.8℃、東京都心で36.0℃まで上がるなど、地域によっては極端な暑さが際立つ状態が続いた。あす25日(木)は九州北部が暑さの中心で、福岡や佐賀などは38℃とこの夏一番の高温となる見込み。今後1週間ほどは、西日本を中心に猛暑が続くと予想されるため、引き続き万全な熱中症対策が必要だ。
東京都心36.0℃
きょう(水)も、東日本の太平洋側を中心に危険な暑さが続いた。きょう(水)の最高気温は静岡市38.8℃、牛久(千葉)38.4℃、佐野(栃木)38.1℃、水戸37.7℃、横芝光(千葉)37.5℃など(午後4時まで)。東京都心は朝から気温の上がり方が早く、午前9時台に35℃を超え、同10時過ぎに36.0℃を観測した。昼過ぎの雷雨で一時的に気温が下がったものの、晴れ間が戻った午後3時前後には、再び30℃を超えて蒸し暑くなっている。
熱中症に警戒
あす(木)も西・東日本は太平洋高気圧に覆われ晴れて、日中は気温が上がり、猛暑日となる所がある見込み。とくに、九州北部は地形などの影響もあり、日中はかなり気温が高くなりそうだ。朝から蒸し暑く、昼間は強烈な日差しで38℃を超える所がある見通し。なお、日中の昇温で大気の状態が非常に不安定となるため、西・東日本はあす(木)も午後は激しい雷雨に注意が必要だ。
<25日(木)の予想最高気温> 38℃ 福岡、久留米(福岡)、日田(大分)、佐賀 37℃ 熊本、飯塚(福岡)、伊万里(佐賀) 36℃ 長崎、佐世保(長崎)、萩(山口)、八幡(福岡) 35℃ 熊谷(埼玉)、さいたま、静岡、鳥取、広島、松山、大分など
西・東日本は、26日(金)以降も気温の高い状態が続く見込み。とくに西日本は週末~31日(水)ごろにかけて、35℃以上の猛烈な暑さが続く可能性がある。熱中症など健康管理、農作物や家畜の管理に十分な注意が必要だ。 (気象予報士・高橋和也)