『さがす』「ガンニバル」の片山慎三監督最新作 つげ義春原作、成田凌×中村映里子×森田剛共演で贈る数奇なラブストーリー 映画『雨の中の慾情』
『さがす』「ガンニバル」の片山慎三監督の最新作、映画『雨の中の慾情』が公開される。この度、本作の超特報映像とメインキャスト3名を捉えた場面写真が公開された。 片山慎三監督が、つげ義春のシュルレアリスム作品「雨の中の慾情」を原作に独創性豊かに映画化する、日本×台湾共同制作作品。ほぼ全編、台湾にてオールロケが敢行された本作のメインキャストを務めるのは、成田凌、中村映里子、森田剛。2人の男と1人の女の切なくも激しい性愛と情愛が入り交じる、数奇なラブストーリーが誕生する。 脚本は片山監督が担当し、監督とは「ガン二バル」でもタッグを組んだ大江崇允が脚本協力として参加。つげ義春の原作を起点にしながら、ラブストーリーを軸に、スリラー、ホラー、コメディ、アクション、ヒューマンドラマと、ジャンルを超越し、過酷な現実に背を向けるほどに性愛に翻弄されてしまう皮肉と悲哀を強烈に描き切る。 貧しい北町に住む売れない漫画家・義男(成田亮)。アパート経営の他に怪しい商売をしているらしい大家の尾弥次から自称小説家の伊守(森田剛)とともに引っ越しの手伝いに駆り出され、離婚したばかりの福子(中村映里子)と出会う。艶めかしい魅力をたたえた福子に心奪われた義男だが、どうやら福子にはすでに付き合っている人がいるらしい。伊守は自作の小説を掲載するため、怪しげな出版社員とともに富める南町で流行っているPR誌を真似て北町のPR誌を企画する。その広告営業を手伝わされる義男。ほどなく、福子と伊守が義男の家に転がり込んできて、義男は福子への潰えぬ想いを抱えたたま、3人の奇妙な共同生活が始まる。
成田凌、中村映里子、森田剛 コメント(全文)
【コメント】 ▼成田凌 このコメントを書くにあたって、なかなかこの作品に見合う言葉が出てこないのが正直なところです。数年前に企画書をいただいた瞬間の景色をいまだに覚えています。高ぶる感情を抑えられなかったのも。撮影は台湾9割、日本1割。日々が苦しく、楽しく、なんとも幸せで、気づけばこの作品にのめり込んでいました。どこへでも連れて行ってくれるようなスタッフと、どこまでも繋がれている気になってしまったキャストと、なかなか壮絶で、凄絶で、濃密な毎日を過ごさせていただきました。 この作品の公開が近づいてきた喜びや期待、願いなど、様々な感情がありますが、とりあえず、なんかすごいのできました。って感じです。最後投げやりですみません、終われない気がしたのでこの辺で失礼します。「雨の中の慾情」、よろしくお願いします。 ▼中村映里子 片山慎三監督のユーモラスで奇異な演出、果てしない才能に驚嘆する毎日、多士済済の片山組。強烈に面白く楽しい撮影でした。私の中の野性が大喜びしていたのだと思います。しかし、撮影すればするほど、演れば演るほど、どんどん分からなくなっていったのです。これは、まさしく、つげ義春の世界を生きていた、ということでしょうか。そうであれば幸いです。すべての人間を祝福してくれるような作品になっていればと願っています。「雨の中の慾情」、よろしくお願いいたします。 ▼森田剛 片山監督の岬の兄妹が好きで、今回参加出来る事が嬉しかったです。台湾でのロケは、何が起こるか分からないヒリヒリした緊張感のある現場でした。この作品の生々しい異世界を楽しみにしていて下さい。 映画『雨の中の慾情』は、2024年11月29日(金)より全国公開。
otocoto編集部
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