京都の舞妓がセクシー女優に転身したワケ「舞妓としては頑張っても上手くいかない葛藤があったけど」
舞妓の世界は“超縦社会”!
――舞妓さんの1日のスケジュールはどんな感じなのですか? 「まずは7時くらいに掃除機の音で目が覚めて、そのままお掃除をひたすらお手伝いするところから始まります。 それが終わったら朝ご飯で、9時から14時まではお稽古です。17時からお茶屋さんに伺って、深夜1時頃に帰宅。おしろいを落として就寝です」 ――なかなかのハードスケジュールですね。休日はあるのでしょうか。 「公休は決められた日に月に2回……のはずが、うちの屋形の場合は先輩にあたるお姉さんの気まぐれで『今日休んでいいよ』って言われる感じですね。 休みの日はわりと実家に帰ることが多いんです。うちのお姉さん、オフの妹舞妓に花街の近くをフラフラされるのが嫌な人だったので、みんなほぼ強制的に帰らされるんですよ。私は京都出身なのでラクでしたけど、地方から来ている子たちは大変そうでした」 ――“超縦社会”じゃないですか。しかも舞妓さんって、住み込みの共同生活ですよね? 「そうです。しかも、うちの屋形は舞妓同士がぜんぜん仲良くなかったんですよ(笑)。 お稽古の時間を教えてもらえないこともあったし、芸事の練習もぜんぜん見てもらえない。お客様の前では仲良くしていましたけど、実際はバチバチの世界でした」 ――辞めたくなりませんでしたか? 「社会に出たことがなかったので、職場というのはこんなものなのだろうと思っていました(笑)」 ――ちなみに、昨今話題になったお客様と云々みたいなことって、本当にあるのですか? 「これは嘘偽りなく、まったく何もないです。うちの屋形はそういうことに対してめちゃくちゃ厳しくて、『芸は売っても身は売るな!』の精神でやっているんですよね。 だからなのか、私にはそういう情報や知識は何も入ってこなかったんですよ。お風呂入りなんて大昔の話だと思っていたので、ネットで騒がれていると知った時はすごく驚きました。たぶん街や屋形によって、その辺りの風潮はぜんぜん違うんじゃないかと思います」