ギリシャ議会、同性婚認める法案を可決 正教会優位の国で初
ギリシャの議会は15日、同性婚を認める法案を可決しました。正教会の国で同性婚が認められるのは初めてです。 ギリシャ議会で15日、同性婚を認める法案の採決が行われました。法案への賛否が割れる中、議員300人のうち176人が賛成票を投じ、過半数の賛成を得て可決されました。 保守的な正教会の影響が強い14か国の正教国家のうち、同性婚が認められるのはギリシャが初めてです。ギリシャは人口の9割が正教会の信者ですが、2015年に同性カップルのパートナーシップ制度を導入するなど、多様性を認める仕組み作りを段階的に進めてきました。 議会の前には法案を支持する人々が集まり、「歴史的な瞬間だ」と可決を喜びました。その一方で、同性婚の是非をめぐる世論は割れており、アテネで法案に抗議する集会も開かれています。
