110周年に貴重なアストン マーティン大集結 アルカディア東京2023 浅草寺と富士スピードウェイにて開催
2年に一度開催される特別なイベント
アストン マーティンがアジア・パシフィック地域で、2年毎に開く特別なイベントが「アルカディア」だ。2023年は日本において11月17~19日の3日間で開催された。 【写真】アルカディア東京2023の写真を見る (31枚) 2023年は、創始者のライオネル・マーティンとロバート・バンフォードがパートナーシップを結び、アストン マーティンの1号車誕生から110周年という節目の年となる。 ちなみに「アルカディア」は古代ギリシャで楽園を意味し、APACリージョナル・プレジデントのグレゴリー・アダムス氏は「奥深いブランドだけに単純にミーティングなどと名付けたくなかった」と述べた。 110周年を記念する今回のアルカディアでは、貴重な110台のアストンマーティンが集められた。アストン マーティン本社が保有する車両から、アジア・パシフィック地域のオーナーが所有する貴重なコレクションが並べられた。 アルカディアは、コンクール・デレガンスから始められた。浅草を象徴する存在で、西暦628年に創建された金龍山浅草寺を舞台に、70台余のアストン マーティンが集結した。 日本の首都で最古の観音霊場という名誉ある場所を、自動車のイベントとしてはアストン マーティンが世界で初めて使用する機会を得たという。
浅草寺にアストン マーティンが集結
コンクール・デレガンスの舞台となった浅草寺の境内には、ヴィンテージ期から最新のハイパーカーまでの特別なアストン マーティン70台余が、8つのカテゴリーごとに並べられた。 英国本社からは、貴重な車両が持ち込まれた。宝蔵門の前にはF1マシンのディスプレイ車とDB5ゴールドフィンガー・コンティヌエーションをケースに収めて展示された。 本堂裏手のコンクール・デレガンス会場では、ニューモデルのヴァラー/DBR22/ヴァルハラが中央に展示され、アストン マーティンの最新モデルが存在感を放っていた。 会場に集まったのは日本のオーナーが所有する、貴重な歴代アストン マーティンたちで、ヴィンテージ期から/年代/カテゴリーごとに並べられた。 コンクールの審査は、アストン マーティン・ラゴンダ社でヒストリア・ギャリー・テイラーを務めるスティーヴ・ワディンガム氏が審査委員長を務め、アストン マーティン・ヘリテージ・トラストからギャリー・テイラー氏がサポートした。 このほかカーデザイナーの中村史郎氏と奥山清行氏、オクタン日本版編集長の堀江史朗氏の5名が厳密なジャッジを行った。