3市町村のPRイラストの完成を喜ぶ（左から）仲間一金武町長、中村正人うるま市長、作者の空えぐみさん、當眞淳宜野座村長＝5月31日、うるま市の勝連城跡あまわりパーク

　うるま、金武、宜野座の3市町村と、沖縄を題材とした人気漫画「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」（通称・沖ツラ）の作者・空えぐみさんがタッグを組み、地元の「推しスポット」をアピールするイラストをこのほど制作した。5月31日、うるま市の勝連城跡あまわりパークで記者会見し、イラストをお披露目した。 　 　　空さんはうるま市在住。沖ツラの作品中に市内の地域を描いたり、市ホームページのイラストを手掛けたりするなど関わりがあった。ファンの間では、市内を訪れる「聖地巡礼」が起きている。作品はアニメ化とテレビ放映が決まった。その波及効果を本島中北部の東海岸に位置する、うるま、金武、宜野座の3自治体に取り込もうと、今回のコラボが決まった。 【写真複数】空えぐみさんが制作した「推しスポット」のイラスト 　イラストは3種類。空さん自身が3市町村でよく訪れる場所を選んだ。空さんは「県民に愛される作品になることを願っていた。コラボの話を受けて、うれしい」と仮面の下で顔をほころばせた。 　　中村正人うるま市長は「子どもたちが喜ぶものができた」と笑顔。仲間一金武町長は「観光で西海岸に負けないものができた」と満足げ。當眞淳宜野座村長は「東海岸の魅力発信のきっかけになれば」と期待を込めた。 　アニメ放映の時期に合わせて、3市町村を巡る周遊スタンプラリーなどでイラストを活用する予定。