広蔵市場　撮影：二俣愛子

こんにちは。韓国在住ライターの二俣愛子です。 今回は、韓国・ソウルといえばここ！な観光名所のひとつとして連日にぎわっている「広蔵市場」にフォーカス。以前は、同連載で「お土産」にスポットを当てましたが、今回はおすすめのグルメ編。人気店「プチョンユッケ」やSNSで大バズリ「クァベギ」、ちょっと変わり種なメニューなど…。営業時間や住所も合わせてご紹介します。韓国旅行の参考になったら幸いです！ 【写真】大行列！ねじり揚げドーナツ「クァベギ」ほかおすすめグルメを紹介

■プチョンユッケ（別館）

広蔵市場の名物のひとつが「ユッケ」。日本では食べられるお店も限られていたりするので韓国にきたらぜひ味わいたいグルメではないでしょうか？ここ広蔵市場には「ユッケ通り」なるものがあり、その名の通り「ユッケ」専門店が軒を連ねる通りがあります。 その中でも人気No.1が「プチョンユッケ」です。2017～2024年までミシュランの星を獲得している名店で、オープンの10時には平日でも大行列です。 ただ、歩いて5分ほど離れたところにある別館のほうが比較的空いていますので、そちらに並ぶことをおすすめします。 以前11:30にお店に到着して大体20分ほど待ちました。 ここで食べたいのは「ユッケタンタンイ」。タンタンイ（サンナクチとも言われます）は、生タコのことです。熟成されたユッケと一緒にぐねぐねと動くタンタンイはつい動画に収めたくなります。新鮮なユッケとタンタンイのコンビネーションは最高です。 ちなみにタンタンイという名称は、まな板の上でタコを包丁で叩くようにして切るときの音からついたのだそう。 また、ごはんが恋しいなら「ユッケビビンパ」も絶品ですのでぜひ！ Information プチョンユッケ（別館） ソウル市 鍾路区 鍾路200 10時～21時30分（15時～16時ブレイクタイム、21時ラストオーダー） ※金～日はブレイクタイムなし

■元祖ヌードチーズキンパ

広蔵市場といえば、屋台飯ですよね。スンデ（豚の血の韓国式ソーセージ）やビンデトック（豆チヂミ）といった韓国ならではのグルメが味わえるのが魅力です。キンパも人気がありますが、中でもここで有名なのが「麻薬キンパ」です。 ただ実は、観光客にはあまり知られていないけれど、ぜひ食べてみてもらいたいのが「ヌードキンパ」です。 ヌードキンパは韓国では昔から知られているキンパのスタイルのひとつ。通常はノリで具材を巻きますが、逆に具材でごはんを包んでいることからこの名が付きました。 特製のソースにつけていただくのですが、これが絶品。具材がたっぷりでとってもおいしいので、広蔵市場に用事があるときはついテイクアウトをしてしまいます。 このお店では、イートインも可能。チャプチェセットをいただくのが鉄板です。持ち帰りもできますが、チャプチェはその日に食べないとおいしくないので、翌日の朝ごはんにするならキンパだけでもいいかも！ Information 元祖ヌードチーズキンパ ソウル市 鍾路区 昌慶宮路88広蔵市場内41号 朝5:00～19:00（18:50ラストオーダー）