新居浜の乳児給食事故受け八幡浜で安全研修会 南予の保育士ら100人、心肺蘇生法など学ぶ(愛媛)
新居浜市の保育園で昨年、生後8カ月の男児が給食中にのどを詰まらせ重体となった事故を受け、再発防止を考える研修会が6日、八幡浜市北浜1丁目の県八幡浜支局であった。南予の保育士や幼稚園教諭ら約100人が事故の要因や、心肺蘇生法など緊急時の対応を学んだ。 事故を巡り新居浜市の第三者委員会で委員長を務めた松山東雲短大の岡田恵准教授が、市に提出した報告書を基に乳幼児を取り巻く状況を解説した。 岡田准教授は、2014年からの6年間で食品を誤嚥(ごえん)し窒息して死亡した14歳以下は80人で、うち0歳は26人と「最も割合が高い」と指摘。「0~2歳は心と体が成長する重要な時期」として、新入園児の離乳食に関する情報共有の徹底など、個々の成長に応じた乳幼児保育の重要性を説いた。
愛媛新聞社